龍 多美子さんより一汁三菜プランのご推薦をいただきました

捨てるが肝心

私が大沼をはじめて訪ねたのは2年前の春のこと。

ずいぶん前から、掛け流しの本物の温泉で、女一人が安心して泊まれる、しかもリーズナブルな宿は無いものかと、日夜インターネットや温泉本で調べまくっていました。

そんな矢先、たまたま開いた東北新幹線の機関誌に東鳴子温泉が特集されていました。そして大沼旅館の五代目湯守、大沼伸治さんの顔写真を見た瞬間、なぜか「この人なら信頼できそう」と、思ったのです。

私のカンは当たりでした。大沼のお風呂に、初めて身体を沈めた時、全身を包み込むような、えもいわれぬお湯の力を感じて、不覚にも涙が出ました。そして「あーここだったんだ、私が探していたのは」と、しみじみ思い至ったのです。

あちこちの温泉に入っているうちに、気が付いたのですが、本物の温泉というのはやたらに汗が出ないのです。たとえ真夏に入ろうとも、上がればすっと汗は引き、代って身体の中に入った熱は、まるで体内に熱源が生まれたかのごとく、その温かさは長い間留まります。

考えてみれば、地球の中をくまなく駆け巡る温泉は、いわば地球の血液。その中に身を沈めるということは、地球の生命エネルギーを直に頂くようなものです。

本来温泉はとてつもないエネルギーを持つ、命の水のはず。しかしそのエネルギーを生かすも殺すも扱い方ひとつなのです。
たとえ「掛け流し」とうたっていても、循環だったり、塩素が入っていたりすれば、残念ながら温泉本来のエネルギーはそがれてしまいます。

私からすれば、それは温泉という名のただの銭湯。そんな風呂に入るくらいなら、自宅の湯舟に岩塩でもいれて入った方がよほどマシと、思ってしまうのは私だけでしょうか。

デトックスって何ですか?

流行のデトックス。
ただ汗をかけばいいかというと決してそうではありません。

要するに身体の中に滞っている、老廃物を外に出して捨てる作業です。それには体は普段抱え込んでいる、あるいは未処理のまま取り残されている物質をしかるべき臓器できちんと処理しなければ捨てることはできません。

たとえば、リンパや血液を通して集めた老廃物を腎臓に集めて尿として排泄したり、消化器官の中に溜まった未消化の物質を腸に集めて便と一緒に排泄したりと、捨てるための作業が必要です。

温泉がデトックスに効果的なのは、身体を芯から温めることで各臓器が元気になり、老廃物の処理作業を効率よくサクサク進められるからなのです。

ところが、身体が他の作業、たとえばアルコールの分解や、糖分や脂質の処理などに追われると、肝心の廃棄処理作業がおろそかになってしまうのです。

ですから、せっかく温泉に入るのなら、その素晴らしい力をあますところなく享受するためにも、体に負担をかけない食事をすることがとても大切なのです。それは、たとえば胃にやさしく消化しやすい穀類と、温かい野菜類、そして味噌汁といったものです。

温泉旅行に行くと決まって出てくる大名膳を食べていたら、身体はデトックスまで手が回りません。これではせっかく素晴らしい温泉に入っても、疲れが取れるどころか、飲みすぎや食べすぎで、かえって身体に負担をかけてしまったなんて、下も子もありませんよね。

そこで、大沼さんが考えてくれたのが、究極のデトックスプラン。働き盛りの女性のために、身体がデトックスに専念出来るようなやさしい食事の宿泊プランです。

この季節、滴るような新緑に包まれながら、温泉に身をゆだねるなんて、あー、考えただけでヨダレが・・・・(^^)あなたもぜひ、本物の温泉の力を体験しに、出かけてみてください。

リュー・ドゥ・リュー オーナー 龍 多美子 プロフィール

1957年東京生まれ 青山学院女子短期大学卒

高校時代から下着の魅力に惹かれ、
18歳にランジェリーショップでアルバイトを始める。
'82年に独立し、代官山にリュー・ドゥ・リューをオープン。
現在は南青山に店舗を構え、下着に対する真摯な姿勢と
的確なアドバイスで全国にファンを広げる。

最近は下着の域にとどまらず、多くの女性の身体を見てきた経験を活かして、
女性の美しさを総合的に引き出すアドバイザー的な立場としても注目を集めている。
著書多数、近著に「黒のブラジャーは捨てなさい」サンマーク出版。

» Rue de Ryu

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