旅館大沼の五代目湯守・大沼伸治が考える「温泉の本質」とは何か?湯守の小さな頃からのエピソードを交えながら「温泉」に対する思いを語っています。

五代目湯守「大沼伸治」---温泉と私---

vol.8 共有そして共生へ

 15年の長い年月を経て、また原点に戻ってきたという事実は、私に旅館大沼と「温泉」との深い結びつきを再認識させることとなりました。やはり旅館大沼はこの素晴らしい温泉があったからここまで続いてきたのだと思います。本当に温泉に感謝、そしてこれまで支えてくださったお客様に感謝です。これからも、この恵みの温泉を大切にし皆様のやすらぎや心身の健康作りのお役にたつべく旅館大沼スタッフ一同精進してまいりたいと思います。
 このホームページも私どもの原点である「温泉」に感謝の意味を込めて作りました。そして、このホームページを訪れてくださった方が「温泉」の本質や「湯のこころ」に触れるきっかけとなれば、私どもにとってこれほど嬉しいことはございません。
 温泉にとって宿も客も区別はありません。それを利用する側が勝手に区別しているだけです。旅館大沼そして鳴子温泉郷がこの地を訪れる人々と湯によって結ばれ、それぞれの立場を越えて温泉の本質・素晴らしさを分かち合える場となるよう精進してまいりたいと思います。

 
vol.1 幼い頃の湯治の記憶 vol.2 進学・修行・帰郷 vol.3 立て直し
vol.4 暗中模索 vol.5 妹の死 vol.6 温泉は天の恵み
vol.7 15年前のノート vol.8 共有そして共生へ >> トップへもどる
旅館大沼 〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34 TEL:0229-83-3052(代)/FAX:0229-83-3927